先日あるSNSで
“私は氣という漢字を使う人とは関わりません”
というのを見かけました。
“ドキッ😳”
としました。
私は普段こちらの旧漢字 “氣” を使っています。
昔から使っていた訳ではなくある時点からこの漢字を使うことにしました。
今日は同じ読み方の”氣”と”気”の違いについて書いてみようとおもいます。
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皆さん”気”という漢字を小学校や、日本語学校で習ったと思います。
私も以前はこちらの”気”を使っていました。
私が “氣”という漢字に出会ったのはあるお稽古ごとを習いはじめてからです。
それは…”合氣道🥋”
“合氣道”とは古武術の流れをくむ武道の一つです。
実写版 “るろうに剣心” の映画でも用いられ、合氣道では身体の使い方の他、心の使い方も学びます。
ですから、合氣道は “武士道精神” をも学ぶことができる武道だと思います。
そして、合氣道では”本当の強さは心が強いことである”という信念のもと、”氣”を出すお稽古をします。
合氣道では、基本的に攻撃技は使いません。主に護身術を学びます。そこが魅力の一つだと私は思い、門をたたきました😊
しかし、剣、丈、小刀などのお稽古もあります😉
“氣”とは、簡単に言えば “エネルギー”の事です。
元氣、根氣、短氣、呑氣、氣がのらない、氣むずかしい、氣が滅入るなど、人の心や内面のエネルギーについて”氣”や”気”が使われます。
そして身体からエネルギーが出ている人のことを
“あの人はオーラがある”
ということがありますが、まさにそれが “氣”なのです。
この二つの漢字はどちらも “き” と読みますが、漢字の意味は雲泥の差があります。
“きがまえ”と呼ばれる “气”
“きがまえ”の言葉の意味は
“何かしようとし、また何かを予期して、心を決め準備していること。心構え”
とされています。
その中心部で閉めて(〆る)しまってはどうでしょうか?
物事が上手く回らなくなりエネルギーを発散させることもできず、また天や自然からのエネルギーを受け取ることができず循環させることができません。
反対に “米” という漢字はどうでしょうか?
“米” という漢字を見ると
“前後、左右、斜め前斜め後ろ”
四方八方にエネルギーが流れます。
“氣”を出すことによってまた、新たな”氣”が自然と入ってきます。
このことから、合氣道ではエネルギーである “氣を出しましょう”
と学び、四方八方に “氣” を出すお稽古をします。
ですから合気道の経験者の普段使う漢字は “気”と”氣”を使い分けたり、主にこちらの”氣”を使う方が多いのだと思います。
合氣道経験者以外の方でもこだわりの強い方が、こちらの “氣”を使われているようですね。
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合氣道は、日常生活、介護、スポーツにも応用でき、メンタル強化や、礼儀なども学ぶため、アスリートや政治家さんなども経験者が多いと聞きます。
もちろん、歌やピアノなど音楽全般にも応用できます。
合氣道を学ぶ方は真面目で優しく賢い方が多いと私は認識していますし、優れたスポーツだと思っています。
ですから冒頭の”私は氣という漢字を使う人と関わりません”という言葉をとても悲しく思います😢
この雑学に”なるほど”と思ってくださる方が増えますように✨
さあ皆さん、元氣を出して頑張りましょう😊