柔道、剣道、空手、居合道… 武道にも沢山の種類がありますが、今日は私の好きな武道の 「合氣道」について… そして歌との共通点を、お話ししたいと思います。
私が書く事柄は、全ての流派に当てはまらないかもしれません。今日書く事柄は、私がお世話になっている 「心身統一合氣道会」での教えや体験です。それでも人によって解釈が違ったり、感じ方が違う場合は、私個人の考えである事をご理解下さい。
合氣道は攻撃技がありません。攻撃を仕掛けてくる相手の力を利用して投げるという事です。だから、「演武会」はありますが「試合」はありません。そこが私が氣に入っている理由の一つです。
歌にとって大切である「身体の中心を意識する事」と、合氣道の「臍下の一点」と呼ばれる下腹部の下の場所が同じなのです。どちらも常に意識しなければならない場所であり、歌うためのエネルギーはそこから溢れ出るイメージで歌いますし、合氣道ではそこに氣を集中させます。
次に歌にとって身体づくりも大切ですが、感情表現や聴き手に伝える為の心の運び方やメンタルがとても重要です。ただの「音」を「音楽」にする為に、音に命を吹き込みます。その為に心は重要です。そして合氣道では「心が身体を動かす」という教えがあります。心を強く持つこと。本当に強い人とは肉体的に強いのではなく、心が強い人です。
そしてどちらにも重要なのは「氣を出すこと」です。「氣」とは、エネルギーやオーラなどと呼ばれる目には見えないもので、説明するのは難しいものですが、元氣、やる氣、正氣、氣づかい、短氣… など日頃よく使われる言葉にありますから、きっとイメージしやすいと思います。
この「氣」と呼ばるものはエネルギッシュな人や、何かに一生懸命取り組んでいる人、運の良い人などからは、沢山出ているようですので、皆さんも是非「氣」を出して素敵な毎日をお過ごし下さいね😊